さて、Audi A3 Sportbackに試乗してきました。
アウディといえばVW(フォルクスワーゲン)の傘下の一つですがVWのプレミアムブランドといった位置づけです。デザインも洗練されていて最近のメルセデスやBMWより大人の風格を持つイメージです。
そのアウディの中でA3 Sportbackの試乗キャンペーンをやっていたため、もちろん乗って来ましたよ!

乗車定員     5人
エンジン 
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(1気筒=4バルブ) 
変速機     7速DCT(S-トロニック)
全長     4,310mm(スポーツバック)
全幅     1,780mm(スポーツバック)
全高     1,425mm(スポーツバック)
ホイールベース     2,636mm
車両重量 1,395kg
総排気量1,394cc
最高出力[ネット]
90 (122) / 5,000-6,000?kW(PS) / rpm
最大トルク[ネット]
200 (20.4) / 1,400-4,000?Nm(kgm) / rpm
トランク容量: 380 ℓ (VDA方式)  
燃料タンク容量: 50 ℓ 

いわゆるダウンサイジングターボですが、親会社VWの1.4リッターダウンサイジングターボに較べたらスペック的には大人しめであります。こちらはWEB試乗予約をしていたのですが、店は指定されていたものの、日時は決まっていなかったため、ディーラーにアポを取ってから向かいました。着いていきなり試乗車が用意されていたので、「もうお乗りになりますか?」と訊かれたのですぐに乗せてもらいました。暖気は終了していたようですがエンジンをかけるところからやらせていただいて、ミラーやシート、ハンドルのポジションをセッティングして営業さんが横乗りしていざ走り出してみると、トルコンのティプトロニックのようなスムースさだったので営業さんに「あれ?これトルコンのティプトロニックの方ですか?デュアルクラッチのDCTではなく?」と訊いてみると、「デュアルクラッチのDCTですよ」と。驚いたことに、いわゆる乾式クラッチのオートマ(VWで言うDSGやアウディではDCT)は発進時にバタバタと不快なバタつきがつきものでしたが、殆どそんな違和感が無かったのです。(マイナーチェンジで大幅改良されたとのこと)また、直進時にステアリングはけっこう重くなり直進安定感もありました。動力性能についてはお約束の街中ドライブなのでなんとも言えないことと、上記スペックの通りスポルトなんたらと言う割には控えめなパワーなので大体察しはつきます。しかしこの車、アウディのAシリーズ全てに共通することでしょうけど昔のメルセデスのような、鎧の中に居るような剛性感を感じます。それは決して重くてかったるいという意味ではなく、いい意味での懐古感ある「外車って頑丈だぜ!」というフィーリングを得ることができるのです。ウインカーリレーの音もとても上品で好みの音で、ブレーキもフニャつかずがっしりとしていてもうこれはただボケーっと何も考えずにただ運転しているだけで「the・ドイツ車」という印象を受けました。 こういった、飛ばさずとも普通に乗っているだけで剛性感と高級感を味わえるだけで、もうスペックなんてどうでもよく、乗り味だけでスポルトな感覚を伝えてくれるのでこれぞSportbackというグレードに恥じない満足な試乗でした。ただ、ダウンサイジングターボにしては、見た目のスペック控えめではありますがスペックに騙されてはいけません。こいつも普通に時速150km/hオーバーで涼しい顔してアウトバーンのような無法地帯自由な高速道路を巡航できる能力を持っています。峠やジムカーナ、サーキットで勝負!とかいう類の車ではありません。だって、燃費がJC08モードで19km/lなのでかなり優秀な実用車でもあります。さてディーラーに戻りました。アウディはプレミアムブランドを意識しているせいか、接客案内もホテルマンのような態度で臨まれましたが、実際のリアクションはかなりぎこちなく、席まで案内、そして飲み物のメニューを開いて何を飲むか訊く、そして飲み物を運んできてくるまで一連の接客をしてくれたお姉さんはガチガチに緊張してマニュアル通りの動きすらままならない感じでした。いくらプレミアムブランドのディーラーといえどコーンズにフェラーリでも買いに来たわけではないのでそこまでの接客をさせる必要も無いじゃないの?とちょっと微笑ましかったです。
さて、同乗された営業さんと車内でいろいろ話が盛り上がり、私がVWPoloGTIのMT車で来たことをやたら気にされていて、アウディには現在既に新車でMT車のラインナップが無く(S1ってまだ新車販売していたかな?)、もしアウディを買われるのでMT車ご希望であればS1の新古車で試乗可能なものを頑張って手配してみると言ってくれました。「もし取り寄せられたら是非試乗してください」と言ってくれて、とてもワクワクしました。S1って、私のGTIと同じようなボディでAWDなのでもし試乗が実現すれば嬉しくて卒倒してしまうかも知れません。そういうわけで、個人的にドイツ車で一番好きなアウディ車に乗って、しかもとても満足でしたよ!
図1
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今時の車はメーター部分が全液晶であらゆる情報を表示できることは今の時代、珍しいことではありませんがアナログ派な私としては複雑な気分でした。