今時、若手を飲みに誘ったら「それって残業代出るんですか?」と言われるという都市伝説すらあります。一昔前と違って職場の飲み会というのはもはや「付き合い」という「仕事」と化しているのでしょうか?

いやいや、違います。昔も今も「付き合い」という「仕事」なんですよ!それは変わりません。でも、一見上司と部下が酒を酌み交わして腹を割って話せるいい機会じゃないかということもありますし、実際にそれがガス抜きになっていることも飲み会に参加して上司に顔と名前を売るチャンスでもあるでしょう。しかし!例えそういう場であっても絶対に腹を割ってはいけません!上司というものは部下が思っている以上に腹黒く、普段自分が周囲にどう思われているのかリサーチしているだけなのです。中には本当に腹を割って話を聞いてやろうという人情派上司もいるでしょうが、本当にそんな人情派であればシラフの時に会議室で面談でもした方がよほど効果的です。酒の席で上司が腹を割って話をさせようとしてきても絶対に乗ってはいけません。普段、職場であなたが上司に見せているキャラクターをそのまま突き通すべきなのです。普段から本音で語る人は職場でシラフの時であろうとも酒の席であろうとも腹を割ります。逆に、職場では理性的でポーカーフェイスな人が酒の席でうっかり腹を割るとその二面性に上司は警戒します。さらに小賢しい上司はそれでもあの手この手で本音を引き出そうとするでしょう。しかし、そこまできたら腹を割るのではなく腹を据えて徹底的に本音を見せずに突き通すべきなのです。そうなると小賢しく腹黒い上司はそんなあなたを不気味がるというより、却って信用してくれるでしょう。

とはいえあくまでも人間一人一人の性格によるので結局は何をどう振る舞っても運が全てです。

職場の飲み会はリアルに仕事の延長線上であるので上司があなたの家族や友達でもない限り、絶対に腹を割ってはいけません。でも、軽いノリで「この前任されたあの仕事は本当にキツかったので勘弁してくださいよ」程度の話はしておきましょう。職場でも飲み会でも上司と部下の関係は常に変わりません。いつも上司は部下を見ています。久しぶりにサラリーマンカテゴリな戯言を書いてみました。