有線では光回線、無線ではLTE。通信インフラが充実していて情報端末は一人一台の時代となりました。ほんの数年前まではネット回線を媒介する情報端末はパソコンだけでした。携帯電話のいわゆる「ガラケー」も立派な情報端末でしたが、あまりにも制約が多く使い物になりませんでした。使いこなしていた強者も多かったけどね。しかし、スマートホンの台頭により家電品としてのパソコンは今や家庭に必須でなくなりつつあります。スマートホンは画面が小さいだけでパソコンとほぼ同じことができます。画面の小ささに不満があればタブレットを使えば解決します。急速に普及したスマホやタブレット。今やパソコンは触ったことはなくスマホやタブレットだけを使いこなせる人が多数です。では家庭におけるパソコンの存在意義は何か?2015年の時点でいえることは「(広義での)情報を消費する」だけならスマホやタブレット、動画編集や画像処理等「(広義での)情報を創り出す」役割はまだパソコンに分があります。(既に動画編集すらタブレットででもできる環境がありますが)少しベクトルは違いますが廃人ゲーマーにとっても最新グラボを搭載したPCが必須で、スマホやタブレットのゲームでは物足りないと思われます。文章書くにも物理キーボードの方が打ちやすい。なので2015年の時点ではパソコンの存在意義はあります。ですが、5年後10年後はどうでしょうか?その頃のスマホやタブレットは今のデスクトップPCの性能を軽く上回っています。なのでよほどヘヴィな作業で無い限り動画編集すらスマホやタブレットでこなせる時代になっています。物理キーボードは無線で簡単に接続できるし、PCと同じ環境をたやすく作れるので現在PCでないと処理できないヘヴィな作業はちょっと未来にはスマホやタブレットでこなせるようになっています。今、デジタル情報端末は長い目で見て過度期であり、情報を創り出す、消費するの両面を目的とした「手段」としてPCやスマホ、タブレットがあり、それをヘヴィに使うかライトに使うかでユーザーに選択肢がある時代です。だからといって性能面で大きくリードできているPCが無くなることは当分無いでしょう。