結論から先に言うと、いじめを無くすのは絶対に不可能です。神様でも不可能です。いや、神様が地球を消す力を持っているのであれば地球を消すしかいじめを根絶する方法はありません。その神様ですら複数集まれば神様同士でもいじめが始まります。生き物は皆、例外なくいじめを行います。いじめというのはDNAに埋め込まれた生存本能なのです。同じ種族で集団生活をすると、必ず弱い者から排除されます。メダカでもいじめがあります。弱い者のDNAを残してはいけないから本能的に排除しているのです。イルカのように知能が高いとされている動物でもいじめがあります。イルカレベルになるといじめを楽しむという、知能が高いが故に快楽を伴っていると言われています。そうやって同じ種族であってもいじめを行うのは生き物として生き残るためにDNAから命令されている行為のひとつなのです。肉食獣が仲間同士協力して狩りをして獲物を分け合うこともその種が生き残るための本能です。獲物を分け合うとき、群れの中で強い者が先に良いところを取ります。同じ種族、同じ群れであってもその中でより強い者が生き残り、強いDNAが残されるためにプログラムされています。ケガをしたり病気をしたり群れについていけなくなった個体はいくら(ケガをする前まで)強くても自動的に排除されます。

では動物の中でダントツに知能が高い人間の場合はどうなのか?人間の場合はあまりにも社会構造のシステムが複雑過ぎるのでシンプルに語るのは難しいのですが、あえて無理矢理二つに大別します。人間がいじめを行うターゲットはまず他の生き物と同じ「群れの中で弱い者」です。もうひとつは後で述べるとして「群れの中で弱い者」というのは腕力的なものというより、「たまたま標的になってしまった運の悪い人」のことです。人間は家族を最小単位として学校、塾や習い事、部活、職場、町内会等あらゆる組織や集団に属します。集団となると人工的なルールで作った階級や役職とは別物の序列意識が生まれ、その序列の中で少しでも上位になりたいと思っています。その本能的序列」の最下位になってしまった人が標的になってしまいます。ただし、標的になった人が本来は強い人で反撃したらその人は標的では無くなりますが、本能的序列の中で最下位に転落した人がまた標的になるのです。
学校でいえば、クラスの中のスクールカーストと呼ばれる物がそれに あたります。あれって誰が誰ともなく決めたものではなく、自然と上位から下位のグループが生まれ、そのグループにさえ属せなかった子供が標的になってしまいます。しかも、上位グループにいた子供でも何かのはずみでそのグループから追い出されたら一気にクラス全体のいじめの標的になりえます。これは、どんな母集団にしても例外なく大なり小なりできあがる自然の原理であり、いじめをする側は種の本能として、同じ種の中でも生き残らないといけないから自分を守るために、本能的に生き残るためにDNAに命令されている行為なのです。ただし、本当の本当にいじめがなく全員仲が良いクラスもありますが、それは本能的序列の最上位にある集団、特にそのボス格が圧倒的に強く、クラス全体の雰囲気を平和的に制圧しているからなのです。田舎のムラ社会は本当に酷いものです。我々の方が先祖代々古いから我々の方がエラいんだとか、姑の嫁いじめだとか年寄りの若手いじめだとかよそ者いじめだとか田舎者って本当に陰湿で酷いいじめ行為を行うのですが、これもムラという集団の中で本能的序列の上位に上がらないと今度は自分がいじめられるからムラの中で生き残るために生物としてDNAから命令されているのです。職場も然り。ただし、大人が働く職場では大企業だとさすがにガバナンスだとかコンプライアンスだとかパワハラ問題だとかで子供社会ほどあからさまないじめは少ないです。大人だしね。でも、いかなる職場であろうとも階級や役職とは別の本能的序列が絶対に発生しており、なにかの歯車が狂うと簡単にいじめに変わります。ただし、ガバナンスコンプラパワハラ云々もあるしそれを巧妙な大義名分をつけてぼやかしますけどね。で、たま~に聞く「上司が部下からパワハラを受けた(???)」という話ですが、まさにこれこそ集団の本能的序列が実際の階級や役職と入れ替わっているからに他なりません。

そういうわけで、人間がいじめを行う一つ目の理由は生き物として本来有している生き残るための本能から来ているものなので絶対に無くすことは不可能なのです!

そして二つ目。人間という知能が高いが故の理由ですが、「妬み」です。人は必ず人を妬みます。妬みます。もう一回!人は人を妬みます!成功している人や能力が高い人は必ず妬まれます!
ただし、自分と全く利害関係が無い相手のことは基本的には妬みません。プロのスポーツ選手や俳優がどれだけ才能があろうとも収入があろうとも自分の生活には直接的な利害関係が無いからです。ただし、嫌われたり妬まれるような行為や発言をしていたら別です。もっと身近な話だと同じ会社や学校で能力や才能がある人がいると、自分と直接的に利害関係が無い場合は尊敬するし褒め称えるものです。しかし、同じ職場、クラス、部活などで直接自分の地位を脅かされうる利害関係が発生した場合、大抵は負の感情が先行するので妬みとなります。良い方に転ぶとライバル視して良い効果になり得るのですがそれは本能的序列が対等かそれに近い場合だけです。妬んでいる相手のことは失脚させてやりたくなります。そして、妬んでいる相手を失脚させようとするほど余計に負の感情が生まれ、職場の場合は階級や役職が上であると自分が妬んでいる相手(本能的脅威)を容易に潰せます。この「妬み」も自分が生き残るための本能なので、無くすことは不可能なのです!

そういうわけでいじめの発生要因を無理矢理二つに大別しましたが、これは発生要因を無くすことは絶対に不可能なのです。ではどうすれば良いのか?
反撃してください。これだけでほぼOKです。大人の場合は反撃する際には社会の「より大きな権力」を使って反撃してください。訴訟でもなんでもすれば良いのです。訴訟で負けるようなことがあればあなたに責任があったということです。

反撃できない人は逃げてください。学校ならば取りあえず行かなければ良いです。会社であればそんなブラック企業は辞めてしまえ!辞めても日本では野垂れ死ぬことはありません。

※もし、逃げ場所が無くてどうしようもなく困っている人は私が公開しているアドレスに相談してくれても良いです。解決の力にはなれません。だって、反撃しないとあなたはまたいじめられる。でも、取りあえずその場から逃げる方法を一緒に考えます。ただし逃げる方法の結果について一切の責任は取りません。いや、むしろ攻撃方法を授けることも出来ますが、それが実行できないから困っているんですよね。私は一介の無職同然サラリーマンなので返信が遅くなることがあるかとは思いますが、いたずらや怪しいメール以外は必ず一回は返信したいと思います。でもね、見当違いな人には返信しませんよ。大人よりガキ共を優先します。