廃線となったJR三江線(三次-江津)。山陽と山陰を連絡する鉄道路線は数あれど、ここほど連絡線としての機能も為さず、また沿線住民の足としても不便で、存在自体不要であったくせに2018年まで存続し続けたのは奇跡といっていい路線、それが2018年3月をもって廃線となったJR三江線。ここは初期敷設段階から部分開通するごとに絶望的な未来しか見えておらず、全線開通までに幾度も廃線案が出ながらも全線開通に至り、それでもどうにもこうにも誰も利用しないから当然の如く廃線になったという意味不明な路線でした。まず、全線を通して平均30km/hほどでノロノロ走り、駅の場所もほとんどが秘境駅のような場所であり、沿線の主要な場所間はバスの方がはるかに早くて便利でした。しかし、どんな不要な路線であっても廃線となってしまえば寂しいもので、島根を通ったときに少し廃線沿線を辿ってみました。殆どの駅が一日乗車人員平均「0人」だったという路線自体が秘境線のような場所だったようです。
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