円高時代、自作PCのパーツが安かったので結構無駄に散財した人も多いと思われます。私がここ最近で最後に自作したのは2010年。CPUはCorei7 980Xというヘキサ(6)コアで倍率可変というコンシューマ向けで最高峰のCPUをメインに組みました。その後メモリも48Gに増設し、グラボは570GTです。ゲームはしないのでこれでもオーバースペックです。そしてCドライブは120GのSSD×4でRAID0です。当時はインテルが毎年のようにCPUを大幅にブラッシュアップしていた中で、「これで5年は買い替えなくて済む」とちょっと強がって考えておりました。するとどうでしょうか。本当に5年経った今でも全く買い換える必要が無いどころかさらにあと5年は戦えそうです。これには理由がたくさんあります。まず、CPU。シュリンクこそされているものの進化がほぼ横ばいになっているため、短期間に買い換えるメリットが無い。また、Vista(無印)を頂点に7、8、8.1とOSが軽くなっていること。そして最近になってようやくアプリがマルチコアに対応してきたこと。一番大きな要因はSSDの普及。PCの体感動作スピードはCPUやメモリも重要ですが一番大事なのはCドライブのストレージ速度だったのです。CドライブをHDDからSSDに換装するだけで体感爆速となり、なおさら最新のパーツでPCを組もうなんて思わなくなるのです。自作PCも長い過度期を終えつつあるようです。