そういうわけで梅雨に突入しました。公道を歩いて移動する方、自転車で移動する方、自動車(二輪・四輪)で移動する方、場所によっては路面電車も含め公道は様々な人や車両が往来します。なので道路交通法というルールがあり、それを守らなければいけません。自動車「免許」の「免許」というのは、資格ではなく「一旦全員の自動車運転を禁止し、認められたものだけに禁止を免ずる」もので、道路交通法の知識や、凶器となりうる二輪・四輪自動車を運転する最低限の技能を身につけた者に交付されています。早い話、自動車って刀やナイフの刃物より遥かに強力な凶器となりうるものであり、それを公道で扱うには一旦全員に対し禁止しなければいけないものなんですよね。
さて、自転車は特に免許制度はありませんがこれも生身の人間とぶつかると充分殺傷能力があります。そういうわけで公道でぶつかった場合、一般的に過失責任は「大きな方」が重くなります。だから歩行者や自転車より車両運転者の方がより慎重に、注意して危険予知をする必要があります。前置きが長くなりましたが、そういうルールだの決まり事だのに関係無く、交通事故を起こしたら関係者全員が不幸になります。車とぶつかって大怪我して一生残る障害を背負ってしまえば、いくら相手側が充分な任意保険をかけていてふんだんに金銭的保障は得られても失うものが大きすぎます。なので、交通弱者側の立場で公道を往来していても自分で自分の身の安全を守るしか無いのです。これからずっと梅雨の季節が続きます。雨の日は視界が悪くなり、ドライバーの視力も落ちます。傘差し運転の自転車はほぼ周囲が見えなくなっています。歩行者も傘を差していれば目の前しか見えていません。皆が皆、周りが見えなくなっているので自転車や自動車は必ず雨の日はヘッドライトを点けましょう。自分の存在を周囲にアピールすることでより不幸な事故は回避できます。また、自転車や歩行者は晴れていても夜は反射板のタスキを身につけると効果的です。とにかく、光で自分の存在をアピールすることが少しでも身の安全を確保できます。究極の安全は外に出ないことだけどね。